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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Mon Feb 19, 2018 5:11 pm 記事の件名: 能楽師が曲朗読する「謡講」…京都の町家で伝統芸能満喫 |
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能楽の台本を朗読して情景を表現する「謡講(うたいこう)」が17日、国の重要文化財に指定されている町家「杉本家」(京都市下京区)で開かれ、訪れた約50人が趣深い伝統芸能を楽しんだ。
謡講は江戸時代に京都の町衆がたしなんだ芸能。薄暗い座敷で能楽師がついたての陰に姿を隠して謡い、聴衆に曲の情景をイメージしてもらうのが特徴となっている。
この日は、観世流能楽師の井上裕久さん(62)らが、能の演目として親しまれている「熊野」などを披露。独特の謡い方で吟じられる曲に、集まった人たちは目を閉じて情景を思い浮かべながら聞き入り、終わると感嘆した様子で「よっ」とかけ声をかけた。
謡講の文化は明治時代に途絶えたが、15年前に井上さんらが復活させ、定期的に開催している。井上さんは「謡講の楽しみ方を後世に残していきたい。 |
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