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　奈良市の花街「元林院（がんりいん）」の芸妓が呼びかけたのをきっかけに、全国の芸舞妓（げいまいこ）が集うイベント「第３回ならまち花あかり」が２４、２５の両日、同市で開催される。今回は舞踊共演の「大和をどり」や「大宴席」のほか「サミット」も開かれ、お座敷文化の継承を考える。

　奈良町芸者として活躍する芸妓、菊乃さんが中心になって一昨年に始まったイベントで、菊乃さんが代表を務める「奈良・元林院花街復興プロジェクト」が主催。

　２４日は午後１時から、芸舞妓をモデルに撮影する「フォトセッション」（８千円、定員５０人）があるほか、午後７時から老舗料亭・菊水楼などで「大宴席」が設けられ、お座敷遊びを体験できる。菊水楼の会場は３万円で定員６０人。

　２５日は午前１０時半から、なら１００年会館で「全国花街次世代創造サミット」（無料、定員８００人）を開催。京都女子大の西尾久美子教授が講演するほか、花街の継承をテーマにトークセッションなどが予定されている。午後３時半からは同会館で「大和をどり」（Ｓ席７千円、Ａ席５千円、定員８００人）があり、舞踊の共演を楽しむことができる。

　大宴席とサミット、大和をどりの申し込みは奈良市観光センター（電）０７４２・２２・３９００。フォトセッションはマリアパブリケーションズ（電）０７５・２２２・７２２０。