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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Sun Oct 15, 2017 4:50 pm 記事の件名: 歴代家元が愛した名品、一堂に 京都・表千家会館で特別展 |
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家元に伝わる茶道具を紹介する特別展「表千家歴代ゆかりの茶入、茶器、茶杓」(京都新聞など主催)が14日、京都市北区の表千家北山会館で始まった。それぞれに物語をまとった歴代の好みや手作りの道具約90点を展示している。
三代元伯宗旦好みの「宇治焼茶入」には、東福門院の着物の裂地(きれじ)とされる葵と菊の紋が入った仕服が添い、交流の深さをうかがわせる。利休形の棗(なつめ)を中心に、七代如心斎以前の茶人の形物や好み物の茶器をそろえた「如心斎三十二器」などは、それぞれの美意識を象徴する。
宮城県・松島の埋木(うもれぎ)など十一代碌々斎が関東から東北を旅した際の材で削った5本の茶杓や、十二代惺斎が北海道を訪れた際の好みを映した「蝦夷(えぞ)絵朱大棗」などもあり、時代とともに活動の広がりも伝えている。
12月14日まで、一部展示替えあり。有料。会期中、市民講座もある。問い合わせは同会館075(724)8000。 |
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