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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Fri Aug 25, 2017 8:17 pm 記事の件名: 八代目芝翫の襲名披露、京都で締め 吉例顔見世 |
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松竹は23日、今年の「吉例顔見世興行」の開催概要を発表した。八代目中村芝翫の襲名披露公演で、会期は例年より約1週間短い12月1〜18日の18日間。ロームシアター京都メインホール(京都市左京区)に坂田藤十郎、片岡仁左衛門の両人間国宝をはじめ、東西の人気役者が顔をそろえる。
芝翫の襲名披露公演は昨年10月、東京で開幕。長男の四代目橋之助、次男の三代目福之助、三男の四代目歌之助との同時襲名で、顔見世は締めくくりとなる。
芝翫は昼夜でそれぞれ時代物、世話物の名作、大作に出演。昼の部は「義経千本桜」の「渡海屋・大物浦」で猛将平知盛役。夜の部「人情噺文七元結(ばなしぶんしちもっとい)」では、義兄の故中村勘三郎が当たり役とした左官長兵衛を初役で務める。仁左衛門が鳶頭(とびがしら)伊兵衛で付き合い、劇中で襲名披露口上もある。芝翫は「親子一丸となって顔見世を盛り上げたい」と述べた。
3人の子息は「寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)」(昼)、舞踊「俄獅子(にわかじし)」(夜)で顔をそろえ、「大江山酒呑童子」(夜)では中村勘九郎、七之助兄弟とそろい踏みする。仁左衛門、片岡孝太郎による舞踊「二人椀久(わんきゅう)」(昼)、藤十郎、中村鴈治郎の「良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい) 二月堂」(夜)も。
耐震改修工事に伴う南座(東山区)の休館を受け、昨年に続いての移転開催。ロームシアターでは歌舞伎鑑賞に不向きな4階席などをのぞく、約1500席を使う。南座の約1・5倍となり「期間は短くなるが、例年並みの観劇機会を提供できる」としている。
チケットは11月5日から発売。3500〜2万円。チケットホン松竹TEL0570(000)489。 |
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