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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Fri Jun 02, 2017 6:11 pm 記事の件名: 初夏の宵、揺らめく幽玄の世界 平安神宮で京都薪能 |
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京都の初夏の風物詩「京都薪能」が1日、京都市左京区の平安神宮で開幕した。市民や観光客ら1700人(主催者発表)が、社殿を借景に、かがり火が揺らめく能舞台で繰り広げられる幽玄の世界を楽しんだ。
京都市と京都能楽会の主催。今年は「神出鬼没 幽冥(ゆうめい)巡礼」をテーマに、上賀茂、下鴨両神社の神々が気高く舞う金剛流の「加茂」や、清水寺の由緒を描く観世流の「田村」など、洛中洛外の名所を舞台にした作品が並んだ。
日中の蒸し暑さも和らいだ午後6時半ごろ、たいまつに火がともされると、境内は厳かな雰囲気に。泉涌寺の仏舎利を奪った鬼と寺を守護する韋駄天(いだてん)が追跡劇を繰り広げる観世流「舎利」も上演され、躍動感たっぷりの舞台に大きな拍手が起きた。演目の合間には作品を説明する「ナビ狂言」もあった。
2日は金剛流若宗家の金剛龍謹さんによる「小鍛冶(こかじ)」や、石清水八幡宮が舞台の「弓八幡」などを上演する。有料。 |
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