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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Thu Apr 27, 2017 4:49 pm 記事の件名: 顔見世、今年はロームシアターで 京都、南座休館のため |
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松竹は26日、京都の師走の風物詩「吉例顔見世興行」について、今年はロームシアター京都メインホール(京都市左京区、2005席)で開くと発表した。耐震改修工事に向けて休館中の南座(東山区、1078席)に代わって、2年連続で別会場での開催となる。
同シアターは老朽化した旧京都会館を全面改修し、昨年1月にオープン。メインホールでは主にオペラやクラシック、ポピュラー音楽の著名アーティストによるコンサートなどが開かれている。伝統芸能の長期公演が行われるのは初めて。
松竹によると、照明や音響など最新の設備が整い、昨年の先斗町歌舞練場(中京区、540席)より客席数を十分確保できることなどから、同シアターを会場に選んだ。舞台から直角に延びる花道や回り舞台など歌舞伎劇場ならではの舞台機構は備えていないが「古典芸能の観劇に最適な座席数や配置、舞台のしつらえを検討する」としている。
今年の顔見世は、昨秋から全国で行われた八代目中村芝翫さんと子息の4人同時襲名披露を締めくくる公演で、期間や上演演目は後日発表する。南座の藤田孝支配人は「京都市民のみなさんに愛されてきた公共劇場で、伝統の公演を続けることができるのは大変意義深い」と話す。 |
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