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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Wed Nov 30, 2016 4:52 pm 記事の件名: 京都・先斗町に年の瀬の華 顔見世が開幕 |
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京都に師走の訪れを告げる「吉例顔見世興行」が30日、先斗町歌舞練場(京都市中京区)で始まった。耐震改修工事に向けて休館中の南座(東山区)から会場を移し、例年より舞台と客席が間近な空間で、大看板や人気役者たちが「歌舞伎の正月」らしい華やかな舞台を繰り広げた。
歌舞練場の正面は「興行まねき」や杉の葉で飾りつけられ、晴れの雰囲気に。花街の小路は顔見世の開催を告げるそろいの赤いちょうちんで彩られ、開場前から大勢の歌舞伎ファンが長い列をつくった。
幕開けは平家方に身を置きながら、源氏に心を寄せる武将の知勇を描いた「実盛物語」。松嶋屋の代々が大切に演じてきた実盛を、片岡愛之助さんがさっそうと演じた。
今年は女形の大名跡、五代目中村雀右衛門さんの襲名披露。忠臣蔵八段目「道行旅路の嫁入」(1部)、上方和事の「廓(くるわ)文章 吉田屋」(2部)、そして大曲「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」(3部)の舞踊3題をいずれも初役で務め、坂田藤十郎さん、片岡仁左衛門さんの両人間国宝らが花を添える。
12月25日まで。 |
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