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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Sun Oct 16, 2016 6:30 am 記事の件名: ハス消滅、ぎゅうぎゅう詰め原因? 琵琶湖、専門家が見解 |
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ハスが消えたのは「ぎゅうぎゅう詰め」による自滅? 今夏、滋賀県草津市の烏丸半島で名物のハス群落が消滅した問題で、市と滋賀県などの関係者会議が14日に市役所であった。現地調査を踏まえ、主な原因はハスの枯れ葉などが堆積して土壌が酸素不足になった上、長年の群生により生育が過密になり成長力が弱まったためとの見解を示した。
市と県は徳島県農林水産総合技術支援センターと協力し、7月と9月に現地調査を実施。会議には、ハス群落がまたがる守山市の担当者を含む15人が出席し、調査結果を報告した。
土壌では枯れ葉など有機物が多く堆積し、固く締まっていることが確認された。化学分析したところ、有機物を分解する働きがある酸素が不足していた。市環境課の説明によると、「陸上で同条件であれば植物が生育しないほどの酸欠状態」という。ハスは約40年前から拡大し始めたとされ、過密になり生育が阻害されたことも要因とした。
病害虫調査では腐敗病の症状はなく、一部で繭が見つかったイネネクイハムシの繭も大規模な枯死にはつながらないという。ミシシッピアカミミガメによる食害も疑われてきたが、地下茎に痕跡は確認できず、同課は「カメはザリガニなどを先に食べるはずで、えさがなくなることも考えにくい」とする。ハスはプランクトンの影響を受けにくく、気象や水質についても特異な結果はなかったとした。
会議は本年度中に1、2回開く予定で、しゅんせつや耕運などの環境改善策も慎重に検討していく。市は「観光と環境のバランスをとりつつ、県と守山市と一緒に群生地エリアを考えていく」と話した。 |
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