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登録日: 2008.01.20 記事: 2542
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日時: Tue Jun 21, 2016 5:47 am 記事の件名: 大政奉還150年 京都・二条城でサミット開催へ |
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京都市は20日、来年の「大政奉還150周年」を記念したプロジェクトの概要を明らかにした。幕末に京都で活躍した先人とゆかりがある16自治体と連携し、大政奉還の舞台となった世界遺産・二条城(中京区)の二の丸御殿大広間で首長のサミット開催を予定。京都を中心に繰り広げられた激動の明治維新を振り返るとともに、都市間連携による地方の活性化を目指す。
■来年10月、全国16自治体「倒幕」「佐幕」両派一堂
15代将軍徳川慶喜が朝廷に政権を返上した大政奉還(1867年)は、日本が近代化する重要な転機となった。市は節目となる2017年をとらえ、他都市にも参画を呼び掛けてプロジェクトを企画した。
参画するのは、会津藩主で京都守護職を務めた松平容保にちなむ福島県会津若松市や、慶喜のいる江戸城が位置した東京都千代田区、長州藩士の木戸孝允や高杉晋作を輩出した山口県萩市など。坂本龍馬に影響を与えたとされる熊本藩士の横井小楠の縁で、地震で大きな被害を受けている熊本市も加わった。
来年1月にオープニングイベントを京都市内で開き、明治維新に関わった人たちの功績や歴史的意義を考える。10月に開く首長のサミットは、幕末の戊辰戦争以来、心情的対立が続いているとされる倒幕派と佐幕派のゆかりのある自治体関係者が一堂に会する。
明治維新では皇室が東京に移り、京都は一時衰退の憂き目にあった。門川大作市長は「京都にとって痛恨の出来事ではあるが、先人は番組小学校や琵琶湖疏水を作って日本の近代化をけん引する役割を果たした」と語り、明治維新を積極的に評価する必要性を訴える。 |
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