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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Wed May 18, 2016 6:21 am 記事の件名: 20、21日に「薪御能」 - 興福寺など |
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古都の初夏を彩る伝統行事「薪御能」(同保存会主催)が、20、21の両日、奈良市の春日大社と興福寺で行われる。
平安時代に興福寺西金堂修二会で奉納された「薪猿楽」が起源。一時途絶えたが戦後復興され、能の金剛、宝生、観世、金春の4流と狂言の大蔵流が共演している。奈良市無形民俗文化財にも指定されている。
20日は午前11時から、春日大社舞殿で「咒師(しゅし)走りの儀」があり、金春流能「翁」を奉納。午後5時半から、かがり火がたかれた興福寺南大門跡「般若之芝」で「南大門の儀」を開く。
ことしの演目は、絶世の美女の小野小町のもとに通いつめた深草少将を描く、観世流能「通小町」や、源氏物語の主人公とされる源融(とおる)の亡霊が現れる、宝生流能「融」など。
また、21日午後2時半からは、春日大社若宮神社の「御社上りの儀」で金春流能「箙(えびら)」が、同5時半からの「南大門の儀」では金剛流能「藤戸」などが、それぞれ演じられる。
各日とも雨天の場合、「南大門の儀」は県立文化会館に会場が変更される。
協賛席は、各日とも4500円(前売り4000円、解説書付き)。南大門の儀ではことし初めて、能楽師が解説するイヤホンガイドサービスも行われる。料金は各日1000円。
問い合わせは奈良市観光協会内の薪御能保存会、電話0742(22)3900。 |
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