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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Mon Apr 25, 2016 6:12 pm 記事の件名: 東本願寺で15年ぶり能舞台 修復完了で金剛流公演 |
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京都市下京区の東本願寺の能舞台で24日、15年ぶりに能の公演が行われた。同寺とゆかりの深い金剛流宗家の金剛永謹(ひさのり)さんが「鞍馬天狗(てんぐ)」を演じ、約500人の観客を魅了した
同寺の大規模修復完了を記念し、金剛流が定期能の特別公演として企画した。永謹さんは、牛若丸に兵法を授ける大天狗を、力強く演じ、若宗家の龍謹(たつのり)さんは慶事をことほぐ「高砂」を舞囃子(まいばやし)で披露した。
白書院に設けられた見所(客席)を埋めた観客たちは、目に鮮やかな青空や新緑など、屋外ならではのすがすがしい雰囲気で繰り広げられる舞台を堪能した。永謹さんは「普段の能楽堂と違い、時折風も吹き抜けて、心地よかった」と話した。
能舞台では50年に一度、宗祖親鸞の遠忌法要にあわせて式能が催され、明治期以降、金剛家の当主が、代々世話役を務めている。永謹さんは2001年に宗家継承披露の際にも舞台に上がっている。 |
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