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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Wed Feb 17, 2016 4:37 pm 記事の件名: 京都の花街、近づく春 上七軒と宮川町、公演へ写真撮影 |
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京の花街に春の舞踊公演の季節が近づいてきた。上七軒(京都市上京区)と宮川町(東山区)で17日、「北野をどり」と「京おどり」のプログラム用の写真撮影があり、芸舞妓が華やいだ衣装で舞台に上がった。
春の公演でトップを切って開幕する上七軒歌舞会の「第64回北野をどり」(3月25日〜4月7日)の写真撮影は、会場となる上七軒歌舞練場(上京区)であった。今年は28人が出演する。
第1部の舞踊劇「浪花歌祭文(なにわうたざいもん)」は、油屋の娘・お染と丁稚(でっち)・久松の切ない恋模様を現代風に登場人物を性格付けて明るく描く。第2部の俗曲「廓(さと)の賑(にぎ)わい」は、さまざまな曲を取り上げて芸舞妓が彩り豊かな舞台を演出する。総踊り「上七軒夜曲」で絢爛(けんらん)に幕を閉じる。
写真撮影では芸舞妓たちはおしろい香る楽屋で衣装をまとい、舞台に上がった。カメラを前に本番さながらにしっかりとポーズを決めていた。
期間中、午後1時半と4時の2回公演。4300円、茶席券付き4800円。学割2800円(当日のみ)。上七軒歌舞会TEL075(461)0148。
宮川町歌舞会の「第67回京おどり」(4月2〜17日)の写真撮影も会場の宮川町歌舞練場(東山区)であり、芸舞妓が衣装に袖を通して次々と舞台に上がった。今年は舞妓が30人に増え、計72人が出演する。
演題は「春爛漫花道行(はるらんまんはなのみちゆき)」で全9景。第2〜4景の「狐狸狐狸(こりこり)合戦」は一族が争う中で、タヌキとキツネが織り成す恋物語を朗らかに描く。第6景「伏見の酒造」は宮川町に残る名作で、樽太鼓の演奏を取り入れて群舞を披露する。恒例の「宮川音頭」でにぎやかに閉幕する。
この日、桜の絵を基調とした春めく舞台で撮影が始まった。作・演出の北林佐和子さんらが見守る中、芸舞妓が所作を確かめつつ、カメラと向き合っていた。
期間中は午後0時半、2時半、4時半の3回公演。2200〜4800円。宮川町歌舞会TEL075(561)1151。 |
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