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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Fri Nov 13, 2015 2:59 pm 記事の件名: 四代目鴈治郎、京都「お練り」 人力車、徒歩で19日 |
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南座(京都市東山区)の「吉例顔見世興行」で襲名披露する四代目中村鴈治郎さん=京都市出身=が19日、市内中心部で「お練り」を行う。八坂神社(同区)から四条通、新京極通などを巡る約2・6キロのコースを、人力車と徒歩で回る。お練りとしては近年にない規模といい、南座は「上方ゆかりの大名跡の襲名を、皆さんで祝ってほしい」と話す。
お練りは襲名する役者のお披露目や興行の成功を願う晴れの行事。今回は鴈治郎さんと長男の壱(かず)太郎さんが参加する。計画では、同神社で興行の成功祈願祭を行った後、午後2時半ごろに人力車に乗り、松竹関係者や沿道の商店街関係者が、提灯などを掲げて隊列を組んで出発する。
一行は四条通を西進し、新京極通を北へ。誓願寺(中京区)に舞扇を奉納したのち、三条通を経由して寺町通を南下、再び四条通に出たところで人力車を降り、歩道を東へ練り歩く。午後3時35分ごろにゴールとなる京都高島屋前(下京区)に到着する見込みで、店内で鏡開きなどのセレモニーを行う予定。
お練りは「船乗り込み」などを除いて、寺社の境内や参道などの短い区間で行われるケースがほとんど。「地元と縁の深い名跡だけに、商店街のみなさんからも『お祝いしたい』と手厚い協力が得られた」(南座)と、異例の規模での開催となった。
鴈治郎さんは「地元の方の思いがなければできないこと。誇らしく、ものすごく楽しみ」と喜んでいる。
行程は交通事情などによって、遅れることも予想される。荒天の場合、一部のコースを変更する。 |
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