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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Tue Nov 10, 2015 5:50 pm 記事の件名: 京都で顔見世まねき書き 躍る勘亭流「鴈治郎」再び |
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京の師走を彩る南座(京都市東山区)の「吉例顔見世興行」を前に、恒例の「まねき書き」が10日、左京区の妙伝寺で行われた。襲名披露する上方の大名跡「中村鴈治郎」をはじめ、出演する歌舞伎役者の名前が「まねき看板」に黒々と躍った。
まねき看板(長さ約1・8メートル、幅約30センチ)は、庵(いおり)形をしたヒノキの一枚板。同寺客殿の作業場では、昨年から担当している書家の井上優さん(70)が、清めとつや出しのために酒を混ぜた特製の墨を筆に含ませ、太くて丸みを帯びた「勘亭流」の書体で、11年ぶりとなる「鴈治郎」の文字や「坂田藤十郎」などの名を力強く書き込んだ。
井上さんは「今年も興行の大入りを願って書かせてもらいました」と晴れやかに話した。今年のまねき看板は約50枚で、25日午前の「まねき上げ」で劇場正面に掲げられる。顔見世は30日開幕する。 |
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