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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Sun Aug 02, 2015 6:22 am 記事の件名: 「落ちる瞬間見て」 京都府立植物園で“ニュートンのリンゴ”初 |
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今から約350年前にイギリスの自然哲学者、アイザック・ニュートンが万有引力を発見するきっかけとなったとされる自宅のリンゴの木と同じ遺伝子を持つリンゴが、府立植物園(京都市左京区)で初めて実を付けた。
ニュートンはリンゴの木から実が落ちるのを見て万有引力を発見したとされているが、そのリンゴは「ケントの花」と名付けられた古い品種。直径10センチ足らずで、採取直後に食べると渋みが残るため、しばらく置いて食べるのだという。
現在、ニュートン家のリンゴの木も当時のものはなく、接ぎ木で遺伝子が受け継がれた2代目が植えられている。日本にはさらに接ぎ木をしたものが入り、同植物園は平成20年に東京・小石川植物園から寄贈を受けていた。
しばらく鉢の中で育成させて昨年3月に園内に植えた結果、今年4月になって開花。木の高さも当初の1・5メートルから2倍近くまで成長し、受粉作業を経て5月に結実。30日現在で5個が残っている。
同植物園は「イギリスに比べて気温の高い京都なのでうまく育つか心配だったが、順調にいってホッとしている。タイミングがよければ、落ちる瞬間を見ることができるかもしれません」と話していた。 |
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