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花街の伝統行事、祇園仮装行列の版画復元 80年前の版木発見

 
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登録日: 2008.01.20
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記事日時: Wed May 06, 2015 7:29 pm    記事の件名: 花街の伝統行事、祇園仮装行列の版画復元 80年前の版木発見 引用付きで返信

 京の花街、祇園町一帯で1960年まで祇園祭の「神輿(みこし)洗い」に合わせて営まれていた江戸時代からの伝統行事「祇園会(ぎおんえ)ねりもの」の仮装行列を表した昭和初期の版木が4日までに、祇園東お茶屋組合(京都市東山区)で見つかった。約80年前の行列の際に作った版画とみられる。地元の花街研究者が業者に依頼して版画を復元し、「行事の復活に向けて広く知ってもらいたい」とPRへの活用を模索している。

 見つかった版木は6枚セットでそれぞれ縦38センチ、横52センチ。過去の資料から、戦前の1936(昭和11)年の行列の際に作られた版画と一致した。損傷はほとんどなく、花街文化を研究している地元の旅館ギオン福住の正脇良平支配人(59)が、木版業者「竹笹堂」(下京区)に依頼して刷り直し、復元した。

 完成した版画では、小野小町や在原業平、弁慶、八百屋お七などに仮装した芸妓が色鮮やかに表現された。2台の山車と多くの随行者を引き連れて歩く豪勢な行列が見事だ。演じる芸妓の名前は機械で後から版画に入れたとみられる。試し刷りの1枚は同組合に寄贈した。

 刷った同社の竹中健司さん(45)は「版木の彫りはしっかりしていて技術は高い。当時の京都の職人の仕事だと思う。6色だが、色を掛け合わせてさらに色の数を増やして見せている」という。

 正脇さんは、版画はねりものの考証にも関わった京都の日本画家で風俗研究家の吉川観方(1894〜1979年)が描いたと考える。「当時の臨場感を感じる仕上がりで、芸妓や木版師など多くの人の思いが入っている。いろんな幸運が重なって残った版木は、ねりもの復興に向けての貴重な史料となる。行事を知ってもらうために活用を考えたい」としている。

・祇園会ねりもの 祇園祭の神輿洗いの日(7月10日)に花街の芸妓が仮装して夕方から翌日の朝方にかけて祇園町を練り歩いた行列。旦那衆がひいきの芸妓に「所望!」と声をかけると、ひとさし舞った。京都の郷土史家・田中緑紅の著書によると、江戸時代の1761年に最初に催された。開催は毎年ではなく、最後の1960年まで少なくとも42回はあったとされる。祇園町一帯で営まれていたが、祇園甲部は35年の水害で開催を断念し、翌年から祇園東が単独で行っていた。
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