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登録日: 2008.01.20 記事: 2495
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日時: Mon Oct 03, 2022 7:22 pm 記事の件名: 京都文化博物館で「新選組展」開幕 政治集団としての実像とは |
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新選組隊士が使った刀や直筆資料などを展示する「新選組展2022」が1日、京都市中京区の京都文化博物館で開幕する。「史料から辿(たど)る足跡」をテーマに、武力で京都の治安維持に当たった側面だけではない、政治集団として新選組の実像に迫る品を前後期で計198件、紹介する。
新選組を「尊王攘夷(そんのうじょうい)の実現を目指した政治集団」と位置付け、特に、局長の近藤勇の政治思想が分かる文献史料を多くそろえる。
近藤が出身の多摩地域の仲間に送った書状「志(こころざし)大(たい)略(りゃく)相認書(あいしたためがき)」では、上京した一行が会津藩主松平容保の預かりとなったことを伝えつつ、朝廷と幕府が一体となった攘夷戦争に身を投じる決意を述べている。自身が政治活動に奔走していることを、地元の有力後援者に報告した書簡もある。
副長の土方歳三が用いた「銘和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」の刀や、幕末政局で重要な役割を果たした孝明天皇から岩倉具視に下賜された「脇差 銘国重(くにしげ) 附(つけたり) 拵(こしらえ)」(重要文化財)なども並べる。
展示は福島県立博物館との共同企画で、同館でも7〜9月に開催された。京都展は前期が1日〜30日、後期が11月1日〜27日。祝日を除く月曜と10月11日休館。午前10時〜午後5時半入館(金曜は午後7時まで)。有料。 |
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