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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Mon Jun 13, 2022 4:19 pm 記事の件名: 滋賀県内の各地でハナショウブ見頃 草津や高島 |
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梅雨を前に、滋賀県内各地でハナショウブが見頃を迎えた。濃い緑の葉に紫を基調とした花が映え、訪れる人たちを楽しませている。
■武士の鑑賞法
草津市下物町の水生植物公園みずの森では、ハナショウブ展が開かれている。しっとりした質感の美しい紫や白、桃色の花が来園者を魅了している。
ハナショウブはアヤメ科の多年草。江戸時代に多くの園芸品種が生み出された。集団美が映える江戸系や伊勢系、花びらが大きく、豪華な肥後系が代表的な系統という。
同園では約150品種を栽培。屋外の湿生花園に約200株を露地植えするほか、ロータス館エントランスホールなどに金びょうぶを背景に肥後系を中心にした鉢植えも並べ、武士のたしなみだった鑑賞法を再現している。
色とりどりに咲き誇るハナショウブに、来園者は盛んにカメラを向けていた。
19日まで(月曜休園)。午前9時〜午後5時。要入園料。
■休耕田を活用
高島市今津町浜分の「浜分花菖蒲(はなしょうぶ)園」では、濃い紫や白、ピンクなどのハナショウブが初夏を彩っている。
同園は、地元住民が休耕田を利用して栽培を始めた。2015年から一般公開を行い、3千平方メートルに18品種5千株を育てる。管理する岩本忠晴さん(69)によると「今年は積雪が3月上旬まで残った影響で、早咲きと遅咲きが同時期に咲き始めた。それでも、つぼみは多く、花数は期待できる」とした。
来園者は色とりどりの大輪にカメラを向け、熱心に写真に収めるなどしていた。20日ごろまで楽しめるという。入園無料。 |
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