管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2542
|
日時: Fri Apr 29, 2022 6:58 pm 記事の件名: ユーモラスな無言劇「壬生狂言」上演 客席半減でも豪快な炮烙割 |
|
|
国の重要無形民俗文化財「壬生狂言」の春の公演が29日、京都市中京区の壬生寺で始まった。新型コロナウイルス対策を行いつつ例年の規模に近づけて実施。無言で繰り広げられるユーモラスな舞台が大勢の観衆を楽しませた。
昨年は感染症対策として、客席を定員の半分に当たる200席に減らして予約制にした。今年は1日当たり300席とし、例年と同じ当日受け付け制に戻した。
初日は約150人が観覧した。1番目の演目「炮烙割(ほうらくわり)」では、太鼓や笛の音に合わせて太鼓売りと炮烙売りがユーモラスな所作で物語を演じた。最後に約千枚の素焼きの皿が豪快に割られると拍手が起こった。5月5日まで、連日午後1時から午後5時半ごろまで行う。
また狂言に合わせ、普段は非公開の本堂や庭園、寺宝の一般公開も8日まで実施する。1962年に消失した旧本尊を、修復図面などを基に3年かけて復元した「縄目(なわめ)地蔵尊像」も初公開した。
狂言の鑑賞は大人千円(中高生500円)。本堂や庭園の拝観料は大人800円(同400円)。 |
|