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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Sat Mar 19, 2022 6:16 pm 記事の件名: 茶の湯の深い文化伝える「懐石の器」展 もてなしの名品180件 |
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懐石に使われた器などを紹介するMIHO MUSEUM(甲賀市信楽町)の春季・夏季特別展「懐石の器」(京都新聞など主催)が19日から開幕する。内覧会が18日あり、茶の湯ではぐくまれた深い文化と、もてなしの心が生んだ名品180件が披露された。
懐石は、禅僧が石を温めて懐に抱き、一時の空腹を抑えたという伝承から生まれた言葉で、茶事の際の簡素ながら心のこもった料理の形だった。
特別展では所蔵の名品を中心に、懐石の流れそって「席入り」から「後座」まで10テーマで展観する。茶室の掛け物として珍重された大徳寺開山・大燈国師の墨跡や織部や黄瀬戸などの美濃窯の向付、信楽や備前、伊万里の茶碗などが並ぶ。
江戸時代の近衛家当主で太政大臣などの要職を歴任した茶人、近衛予楽院の茶会記を基に、当時の茶会で使われた乾山や和ガラスを紹介。16世紀の朝鮮王朝時代の逸品「大井戸茶碗 銘小一文字」など約30件を初公開する。
春季は6月5日まで。夏季は7月9日〜8月14日。月曜と3月22日、7月19日休館(3月21日、7月18日開館)。有料。入館は事前予約が必要。 |
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