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　滋賀県高島市今津町弘川のザゼンソウ群生地で、今冬は大雪のため長く雪の下にあった花が、雪解けとともに満開の姿を現し、春の気配を漂わせている。

　ザゼンソウはサトイモ科の多年草。座禅を組む僧侶の姿に似ているところから名が付いたとされる。濃い紫色の「仏炎苞（ぶつえんほう）」が開くと、中から黄色い花をのぞかせる。

　今津町の群生地では、約５千平方メートルの湿地帯に約３千株が自生する。市によると、今年は大雪の影響で群生地内の木や竹が何本も倒れ危険なため、木道を全面立ち入り禁止にするなど、散策コースを例年の３分の１ほどに短くしたという。

　１３日ごろまで楽しめるという。