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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Sat Mar 12, 2022 3:37 pm 記事の件名: 梅や早咲き桜の開花が大幅遅れ でも春の暖かさで「一気に咲くか |
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京都市左京区の府立植物園で、梅や早咲きの桜の開花が大幅に遅れている。例年だといずれも見頃を迎えている時期だが、いまだにつぼみが目立つ状況だ。今冬の寒さが原因とみられ、園職員は「こんなに遅れているのは初めてだが、ぐっと暖かくなってきているので、ここ数日で一気に咲くかもしれない」としている。
60種150本が植えられている同園の梅林。2020年は2月22日、21年は3月1日に見頃と判断されたが、今年は3月10日時点でも赤や白のかれんな花で彩られた木々は少なく、全体の4〜5割ほどしか咲いていない。
早咲きの桜もつぼみが多い。同園には180品種500本の桜が植えられ、このうち早咲きは10品種ほど。代表的な品種の河津桜やカンザクラも例年だと満開になっているが、まだ数輪しか咲いていない。
同園の中井貞・樹木医によると、開花の遅れはサンシュユやボケを含め、比較的早咲きである春の花木全体の傾向という。中井さんは「2月に極端に気温が低い日が続いたことが影響しているのでは。近年は温暖化を含め気候変動の流れがあり、開花時期を予測することが難しくなっている」と話す。
一方、昨年に京都市で過去最速となる3月16日に開花を記録したソメイヨシノについては、「寒気にさらされ休眠状態から覚める『休眠打破』で、花芽は順調に育っている。例年並みの3月下旬の開花では」としている。新型コロナウイルス禍で中止が続いていた夜桜のライトアップも3年ぶりに行う予定。 |
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