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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Tue Dec 28, 2021 5:02 pm 記事の件名: 知名度低いけど…滋賀・東近江の御城印セットにわかに人気 隠れ |
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滋賀県東近江市観光協会(同市八日市緑町)が、戦国―江戸時代に築かれた市内10カ所の城を知ってもらおうと、御城印10点をセットで販売している。これまで地元のタクシー会社が、現地訪問の記念に1枚ずつ配布していたが、セット売りにしたところ、県外の城郭愛好者らから問い合わせが急増している。
御城印は城の名に、城主の家紋を重ねている。近年の山城ブームを受け、石垣だけが残る無名の城でも作成されるようになった。
湖東地域には、佐々木六角氏関係の城が多い。安土の繖(きぬがさ)山にある佐生(さそ)城は高さ4メートルの立派な石垣が残り、戦国ファンの隠れた名所となっている。
市観光協会は今年4月、堀跡や土塁など遺構が残る鯰江(なまずえ)城をはじめ、伊庭御殿、和南(わなみ)城など10城の印を作成。タクシーで現地を巡ると、印を手渡す取り組みを始めた。ただ、知名度が低い城が多く、反響は少なかった。
同協会は11月、10城のセット販売とオンライン販売を開始。県外からの問い合わせが増え、1カ月足らずで約100セットが売れたという。購入者に、10城の解説と写真を掲載する冊子「東近江市の戦国を楽しむ」を無料配布している。
販売する観光案内施設「ぷらざ三方よし」(同市五個荘塚本町)は「以前は高齢の方の問い合わせが多かったが、30〜40代の方が買いに来る」と手応えを語る。市観光協会の大國勉さんは「マイナーな城が多いが、他も巡ってほしい」と期待を寄せている。
御城印セットは3千円(ホルダー付き3600円)。同協会0748(29)3920。 |
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