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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Thu Oct 28, 2021 4:02 pm 記事の件名: 「心痛む」ほど大胆に刈り込んだら、美しいバラ園と比叡山 京都 |
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京都府立植物園(京都市左京区)の植物園会館2階にある「展望テラス」。そびえ立つ比叡山を借景にした眺望が売りだが、眼下の繁茂した生け垣が、あるエリアの視界を遮っていた。短く刈り込むと…。
展望テラスからは、人工の建物に邪魔されず比叡山を見渡せる。ただ、手前の針葉樹の生け垣が幅約10メートル、高さ約10メートルにわたって伸びていた。
来園者の指摘を受けて今月下旬、生け垣を高さ約2〜3メートルまで剪定(せんてい)。すると視界が開け、色とりどりに咲き誇るバラ園が現れた。
園によると、10年ほど前はテラスからバラ園がしっかり確認できたが、生け垣の植物が成長して徐々に見えなくなった。
剪定後は早速、来園者がテラスや会館外側の階段の踊り場から、バラ園と比叡山の共演風景を眺めたり撮影したりしている。
同園の平塚健一技術課長は「大胆な剪定で少し心が痛んだが、再びバラ園がしっかり見られるようになった。美しい景色を楽しんでほしい」と話す。
バラ園では約320品種1400株が咲き、見頃は11月上旬頃まで。 |
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