管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2538
|
日時: Fri Jun 25, 2021 4:54 pm 記事の件名: 初舞台は五花街合同公演、上七軒舞妓ら稽古 コロナで舞う機会少 |
|
|
今月末の開催予定の京都五花街合同公演「都の賑(にぎわ)い」を前に、今回が初舞台となる上七軒歌舞会(京都市上京区)の舞妓が稽古に励んでいる。新型コロナウイルスの影響で春の舞踊公演が2年連続で中止となり、宴席で舞を披露する機会もほとんどない中での初舞台。「緊張と楽しみな気持ちが半分ずつ」と胸中を語り、最後の仕上げに臨む。
上七軒歌舞会には4人の舞妓が在籍、うち2人は店出し(デビュー)とコロナ禍が重なった。同歌舞会の舞踊公演は2019年秋の「寿会」以降中止が続いており、4月に店出しした市すずさん(19)は舞妓の衣装に身を包んだのはまだ数回。ふじ千代さん(18)は今月中旬に店出ししたばかりだ。26、27日に行われる京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)主催の「都の賑い」では祇園小唄を舞う予定で、準備を重ねてきた。
6月中旬の稽古では、4人そろっての舞を師匠の花柳双子さんの前で披露。花柳さんは、細かな動きや目線を確かめるのと同時に「舞妓の衣装で踊ると色んなことが違うので舞い上がってしまうかもしれないけど、落ち着いて生き生き踊って」との言葉を掛けた。
市すずさんは「お稽古の通り踊れるよう頑張りたい」と話し、市すずさんとふじ千代さんの先輩にあたる勝貴さん(19)は「(コロナ禍で)上のお姉さんたちがやめてしまったりしたけど、みんなで気持ちをそろえて精いっぱいの舞台を務めたい」と話している。
「都の賑い」は26、27日の午前11時、午後3時から東山区の南座で。チケットの問い合わせはおおきに財団075(561)3901。 |
|