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京都の春はやっぱり「をどり」 三つの花街で復活、芸舞妓の稽古

 
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登録日: 2008.01.20
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記事日時: Sat Apr 03, 2021 4:44 pm    記事の件名: 京都の春はやっぱり「をどり」 三つの花街で復活、芸舞妓の稽古 引用付きで返信

 京都の花街に「をどり」の季節が巡って来た。新型コロナウイルスの影響で、昨春は全ての舞踊公演が中止されたが、今年は三つの花街で行われる。規模縮小や例年とは違う上演形式など、コロナ以前のままとはいかないが、稽古場は芸舞妓のひたむきな思いで満ちている。

 「もっと御居処(おいど)(お尻)下ろして」。「足はちょっと引く」。祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)に隣接する「八坂倶楽部」の大広間。芸舞妓たちに向け京舞井上流家元、井上八千代さんの指導の声が響く。敷地内のギオンコーナーで開幕する特別公演「春の雅」(12〜20日)の稽古がヤマ場を迎えていた。

 2年連続で中止となった「都をどり」に代わる代替公演。「貝づくし」「六段くずし」といった座敷舞の定番曲や名曲を1公演4演目ずつ上演する。規模こそ小さいが、芸舞妓にとって舞台の経験を積む貴重な場だ。チケットも販売開始間もなく完売するなど、観客の期待も大きい。

 稽古場では芸舞妓もマスクが必須。師匠たちはフェースガードも着け、感染対策に最善を尽くす。八千代さんは振りの乱れや所作の誤りを繰り返し指摘すると「本気でやらな、間に合わない」とはっぱをかけた。芸妓の朋子さんは「自粛期間が明けても舞の感覚が鈍ってしまっていないか心配だった。舞台を用意してもらえたのはうれしいこと」と話す。

 先斗町歌舞練場(中京区)では「オンライン版鴨川をどり」(5月21日から配信)の稽古が進む。昨春中止された同をどりの代替として、新作舞台を映像に収め、ネット配信する企画。昨年11月から準備に入ったが、コロナの再拡大でストップ。緊急事態宣言を経て、3月からようやく再開されたばかりだ。

 剣を持って舞う「破邪の剣」など、一昨年の同をどりの名場面など7演目で構成し、4月中旬に収録する。宣言下の自粛で往来できなかった尾上流家元の尾上菊之丞さんも東京から訪れ、指導を尽くす。

 制作費のクラウドファンディングでは4100万円以上の寄付が集まった。先斗町芸妓組合長のもみ乃さんは「戦争や大不況など、先輩方もいろんな苦労を乗り越えてきた。元気な姿を見てもらいたい」と決意を話す。

 宮川町(東山区)は2日から「京おどり」を開幕。チケットは11日の千秋楽まで完売している。ただ、期間や公演回数を絞り、定員は半分以下に縮小。準備期間中も稽古の報道向けの公開なども行わず、芸舞妓や観客の感染リスクを徹底して回避する。

 会場の宮川町歌舞練場は築100年を超し、夏にも建て替え工事に入る予定だ。宮川町に関わる人にとってかけがえない舞台だけに、宮川町歌舞会は「すべては最後の公演を成功させるため」と気を引き締める。コロナ禍の重い空気の中、そろり、慎重に歩みを続ける。
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