管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2538
|
日時: Tue Feb 02, 2021 6:05 pm 記事の件名: 吉祥文様を西陣織で表現 あさぎ美術館で特別展 |
|
|
宝づくしや紅白の梅などおめでたい「吉祥文様」を、精緻な西陣織で表現した特別展「寿(ことほ)ぎ」が、京都市下京区烏丸通仏光寺上ルの「西陣織あさぎ美術館」で行われている。花鳥風月や山水図がきらびやかに織り込まれている。
通常の西陣織より4〜9倍繊細に織れるという「1800口織ジャカード織機」を使用して制作。絵画のような細かな表現ができるのが特徴で、日本画や印象派の作品も再現し、約35点展示した。
会場には、江戸時代の画家尾形光琳作で、小倉百人一首の中で最も豪華とされる「光琳かるた」を織り込んだり、狩野探幽の「雲龍図」、円山応挙の「雪松図屏風(びょうぶ)」、伊藤若冲の「日出鳳凰(ほうおう)図」など、吉祥文様にちなんだ名画を再現したりした作品が並ぶ。
実際に身に着けることができる丸帯では、尾形光琳が描いた「紅白梅図屏風」と「松島図屏風」をアレンジして表裏に織り込み、どちらを表に結ぶかで、全く違う装いを楽しめるという。帯に使う紅白金色の絹糸でしつらえられた茶室もあり、華やかな雰囲気に包まれていた。4月4日まで(月曜休館)。入館料一般500円。 |
|