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登録日: 2008.01.20 記事: 2492
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日時: Thu Nov 19, 2020 3:19 pm 記事の件名: 錦織りなすモミジの秋、小倉山麓に広がる 京都・嵯峨地域の紅葉 |
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京都市右京区にあるJR嵯峨嵐山駅の北東側に広がる嵯峨地域には、紅葉の名所が数多くあり、晩秋は多くの観光客でにぎわう。
トロッコ嵐山駅のすぐ近くに小倉池がある。池のそばには、日本で唯一という髪の毛をまつっている御髪神社があり、美容関係の人や髪に不安のある人たちが全国から参拝に訪れている。
小倉池から少し北に歩くと、常寂光寺がある。小倉山にある同寺の本堂は、小早川秀秋の助力により伏見城の客殿を移築したものとされる。境内には多くのモミジが植えてあり、11月中〜下旬の頃になると、色とりどりの晩秋模様を描く。重要文化財の多宝塔のある辺りからは、京都市内を一望することもできる。
常寂光寺から少し歩くと、松尾芭蕉の弟子・向井去来の別荘として知られる落柿舎がある。名前のゆかり通り、庵の周りには何本もの柿の木がある。この辺りは、タイムスリップして昔に来たかのような錯覚に陥るほど、古くからの嵯峨の田園風景が保たれている。
さらに少し北に歩くと、二尊院がある。「小倉あん」発祥の地としても伝わり、境内奥には藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所もある。紅葉が美しい参道は「紅葉の馬場」とも呼ばれ、参拝者の目を楽しませる。 |
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