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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Sat Jul 04, 2020 7:03 pm 記事の件名: 山の湿原、黄色に染めて 群生「キンコウカ」花盛り |
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福井県境近くの滋賀県高島市マキノ町白谷の三国山湿原で、群生するキンコウカが花盛りを迎えている。見晴らしのいい山上で黄色い小花を咲かせ、ハイカーの目を楽しませている。
キンコウカ科の多年草で、山地の湿った草地に育つ。野坂山系三国山(標高約876メートル)の山頂付近の湿原にはまとまって残り、周辺の約31ヘクタールが林野庁の希少個体群保護林に指定されている。
マキノ自然観察倶楽部の谷口良一事務局長は「花こう岩の斜面に土が堆積し、常に水が流れることで生育環境が保たれている」と話す。
標高約800メートルの斜面に設けられた木道沿いに30センチほどの茎を伸ばして開花。眺望が開けた湿原を鮮やかな黄色に染め、山上にたどり着いたハイカーが歓声を上げている。見頃は7月上旬まで。 |
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