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　京都伝統伎芸振興財団（京都市東山区）が主宰する「おおきに財団友の会」の会員向けの芸舞妓写真撮影会がこのほど、左京区の豆腐料理店「順正」であった。美しく手入れされた庭園で、会員たちがあでやかな着物姿の芸舞妓にカメラを向けた。

　最近の花街の舞踊公演は撮影禁止となり、芸舞妓をモデルにしたシャッターチャンスが減っているため、同財団が会員向けに食事付きの撮影会を４年前から設けている。この日は全国から約６０人が参加した。

　撮影は、花街を撮り続けている写真家の溝縁ひろしさんが指導した。大きな池泉をたたえる庭園に祇園甲部の芸妓の紗矢佳さんと舞妓の恵里葉さん、まめ藤さんが登場し、傘を手に庭園を散策する姿を会員たちが熱心にカメラに収めていた。