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登録日: 2008.01.20 記事: 2495
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日時: Sun Jun 16, 2019 5:01 pm 記事の件名: 心洗われる白い花 妙心寺の東林院で「沙羅の花」咲く |
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平家物語の冒頭に登場する「沙羅双樹(さらそうじゅ)」として知られるナツツバキが、京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院で見頃を迎え、15日に特別公開が始まった。白い小さな花々がこけむした庭の上に転々とこぼれ落ち、涼しげな風情を漂わせている。
ナツツバキは、朝に咲いて夕には落ちてしまうことから生のはかなさを象徴するとされ、釈迦(しゃか)が入滅した時に傍らに立っていた沙羅双樹に擬されている。平家物語では「盛者必衰の理(ことわり)をあらわす」と記されている。
住職の西川玄房さん(80)は「生きることの大変さを感じたりゆっくりと心を落ち着けたり、それぞれの楽しみ方をしてもらえれば」と語る。特別公開「沙羅の花を愛(め)でる会」は30日まで。有料。 |
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