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登録日: 2008.01.20 記事: 2495
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日時: Wed Apr 17, 2019 4:44 pm 記事の件名: 裏千家歴代ゆかりの逸品紹介 京都で「所蔵の優品」展 |
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裏千家歴代ゆかりの逸品を紹介する特別展「裏千家所蔵の優品」(京都新聞共催)が16日、京都市上京区の茶道資料館で始まった。千利休が記した消息や三代宗旦作の竹釣舟(つりふね)花入といった茶道具、茶書などが展示され、それぞれの時代の茶風を伝える。
茶の湯に関する資料を収集、企画展を催す同資料館の開館40周年と、約6万点の文献を収蔵する茶の湯専門図書館「今日庵文庫」50周年の節目として開催した。十四代無限斎までの好みものや書画など裏千家今日庵の所蔵品とともに、桃山時代の茶会日記など同文庫所蔵の茶書を公開している。
長次郎作の黒樂茶碗「シコロヒキ」など利休ゆかりの品々をはじめ、八代一燈が好んだ焼桐棚と振々(ぶりぶり)水指などは取り合わせて紹介。大正天皇の御大典の折に十三代円能斎が好んだ凡鳥桐平棗(ぼんちょうきりひらなつめ)なども並んでいる。
併設展として「鵬雲斎(ほううんさい)コレクション撰(せん)」も開催。同資料館の開設時から館長を務める千玄室前家元が収集した印籠や「桃太郎絵巻」などを披露している。
前期は5月12日まで、後期は同18日〜6月16日。月曜休館、有料。 |
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