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登録日: 2008.01.20 記事: 2484
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日時: Sat Mar 16, 2019 5:43 pm 記事の件名: 奈良時代〜現代、和服の歴史「タイムトラベル」 京都で展示 |
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昭和初期に復元した奈良時代〜江戸時代の着物を中心に、現代までの和服を着姿で振り返る特別展示「The KIMONO Styled&Restyled」が16日から京都経済センター2階の京都産業会館ホールで始まる。京都の職人が当時の技術も含めて忠実に再現した着物や帯、小物など約120セットを紹介し、ファッションとしての着物の変遷をたどる。
京都織物卸商業組合と京都商工会議所の主催。京都織商の創立50周年事業で同ホールのこけら落としになる。
15日に内覧会があり、かつて「京都四大祭」の一つとうたわれた「染織祭」のために1931〜32年に復元された着物など68セットのほか、京友禅着物の老舗、千總(ちそう)所蔵の明治の婚礼衣装など121セットが報道陣に披露された。服飾研究家の深井晃子さんが監修した。
展示は、唐の文化が色濃い奈良時代の衣服から始まり、十二単(ひとえ)の平安時代、現在の着物の原型「小袖」が出てきた鎌倉時代、友禅染が生まれ帯の幅も広がった江戸時代と、時代ごとに紹介。精巧な刺しゅうや手描友禅が着物の全面に施された作品など、高い技術で再現された逸品が並ぶ。ファッションデザイナー中里唯馬さんが未来の着物として制作した新作も展示する。
京都織商の高田啓史副理事長は「歴史を振り返れば、着物は自由な衣服だったと分かる。インスピレーションを感じてほしい」と話す。29日まで。有料。 |
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