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　京都府福知山市大江町南有路の府指定天然記念物「才ノ神の藤」が、見頃を迎えている。訪れた人が甘い香りに包まれながら、頭上に咲く薄紫色の花を楽しんでいる。

　藤棚は東西３２メートル、南北２７メートルで数本の木からなり、樹齢２千年と伝わる。地元住民が世話を続けており、今年は昨年より一週間ほど早く見頃を迎えた。

　３０日は、爽やかな陽気の中、多くの見物客が訪れた。藤棚の下を歩いたり写真を撮ったりして、フジの花を満喫した。親子で訪れた有仁小４年大槻華奈さん（９）は「紫の花がずらっと並んで、いい匂いがする」と笑顔だった。

　ゴールデンウイーク期間中は見頃が続くという。１３日には恒例の「藤祭り」があり、琴や和太鼓演奏、バザーなどが催される。