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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Sun Nov 26, 2017 7:01 pm 記事の件名: わび茶の祖・村田珠光しのび7流派が「おもてなし」 |
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2月6日から奈良8社寺で茶会
奈良市出身で「わび茶」の祖とされる室町時代の茶人、村田珠光(じゅこう)をしのび、全国から7流派の茶人が集う「珠光茶会」が来年2月6〜11日の6日間、東大寺や春日大社など同市内の8社寺を中心に開かれる。期間中は、各流派の異なる作法を一度に鑑賞できるイベントもあり、茶道の魅力に触れられる貴重な機会となりそうだ。
観光客が減少する冬季の奈良を盛り上げ、茶道に親しんでもらおうと、市や8社寺の代表らでつくる実行委員会が主催。来年で5回目を迎える。
各社寺の茶席は、春日大社「桂昌殿」や東大寺「集会所」など、普段は一般公開されていない場所で設けられる。また、7流派が一堂に会する「七流派 おもてなしの共演」(9日・春日大社)では、各流派がそれぞれの作法を披露する。
11日は奈良町にぎわいの家で、外国人を対象とする茶席を初開催。参加者は英語の通訳を介しながら、茶席やお菓子作りの実演を見学する。8日にはなら工藝館で、「赤膚(あかはだ)焼中興の祖」奥田木白(もくはく)の茶碗(ちゃわん)で楽しむお茶席がある。
実行委の会長を務める大安寺の河野良文貫主は「お茶は日本人の精神文化の代表。ゆったりとした奈良で茶を楽しんでもらえる機会になれば」としている。
お茶券は千円〜2万円まで、お茶席の回数や食事の有無によって5段階に設定。12月3日以降に順次、予約販売を開始する(外国人向けお茶会のみ当日販売)。なら100年会館(奈良市)の窓口のほか電話(電)0742・34・0111、同館ホームページからウェブ予約も可。2万円の特別茶席のみ、専用電話(電)0742・34・5614から申し込む。問い合わせは奈良市観光戦略課(電)0742・34・4739。 |
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