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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Thu Jul 13, 2017 5:05 pm 記事の件名: 西陣織で「源氏物語絵巻」 京都新聞本社ギャラリーで作品展 |
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平安時代に制作された国宝「源氏物語絵巻」を、西陣織で忠実に再現した作品の展示が12日、京都市中京区の京都新聞2階ギャラリーで始まった。髪の毛より細い糸を用いて色や形を精緻に表現しており、来場者の目を引きつけている。
西陣の地名が生まれるきっかけとなった応仁の乱が起きてから今年で550年を迎えるのに合わせ、西陣美術織工房(上京区)が手がけた。
制作には1年かけた。現存する絵巻19面を模写した木版画をコンピューターで解析。そのデジタルデータを元に、改良した300年前の織機で丹念に織り上げた。縦20センチ、横40センチの1面分で使用した緯(よこ)糸は約1万本に上り、登場人物の表情や、時代を経た絵巻の退色も忠実に再現した。
同社の吉田秀高常務(49)は「細密な表現ができる伝統技術の素晴らしさを見てほしい」と話している。入場無料。14日まで。午前10時〜午後5時(最終日は4時)。 |
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