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登録日: 2008.01.20 記事: 2495
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日時: Sat Feb 11, 2017 5:47 pm 記事の件名: 滋賀・長浜の馬酔木展、今年限り 29年で幕 |
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滋賀県長浜市元浜町の大通寺で開かれ、地元で季節の呼び物になっている「馬酔木(あせび)展」が今年限りで開催を取りやめることになった。関係者の高齢化や後継者不足のためといい、11日開幕の今回をもって29年の歴史に幕を閉じる。
同展は、同寺門前の「ながはま御坊表参道商店街振興組合」が発足し、門前を整備したのを機に1989年、にぎわいを創出しようと組合内部で組織した実行委が始めた。同時期に同市港町の慶雲館で開く長浜盆梅展の影響もあり、多い年には1万5千人が訪れたというが、一昨年は7500人、昨年は約8千人だった。
展示する鉢は同寺境内で保管し、毎日水やりをして管理。現在、約30鉢あり、夏場は1日2回、水やりをしている。水やりは、多い時は組合加盟店約33軒が交代で行っていたが、現在は21軒に減った。組合員の高齢化も進んでいる。長年同展に携わってきた実行委の岡田辰男委員長が体調を崩したことも響き、昨秋に終了を決めた。
同組合の小倉勝彦理事長は「ボランティアで30年近く開催してきたが、商売も厳しく、終えることになった。観光客に来てもらえ、一定の役割は果たせた」と話す。組合も近く解散して任意団体の商店街になるという。
4月16日まで。午前9時〜午後4時半。高校生以上500円、中学生100円、小学生以下無料。同寺TEL0749(62)0054。 |
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