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登録日: 2008.01.20 記事: 2542
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日時: Sun Jan 15, 2017 5:47 pm 記事の件名: 初春詠む、和歌朗々と 京都・冷泉家の歌会始 |
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平安時代の和歌の伝統を受け継ぐ歌道宗家冷泉家の歌会始が14日、京都市上京区の冷泉家住宅で開かれた。厳かな雰囲気の中、今年の兼題「初春」を詠んだ和歌を朗々と声に出して披講し、新年を祝った。
藤原俊成、定家を遠祖とする冷泉家の恒例行事。全国から約90人の門人が集まった。
第25代当主冷泉為人さんら7人は、平安装束の狩衣(かりぎぬ)や袿袴(けいこ)姿で儀式に臨み、事前に選ばれた門人の8首と、当主夫人貴実子さんが匂い立つ梅を詠んだ「七十返り老木の梅も匂ひ出てて千代の影添ふ初春の庭」を独特の節回しで詠み上げた。続いて門人たちが唱和した。
きぬ擦れの音が聞こえるほどの静けさの中、即興で和歌を詠む当座式では、「冬月」の題に添い、門人たちが思い思いの歌を和紙にしたためていた。 |
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