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登録日: 2008.01.20 記事: 2495
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日時: Thu Aug 11, 2016 7:53 pm 記事の件名: 顔見世、今年は3部制 京都・先斗町歌舞練場に変更 |
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松竹は10日、京都の師走の風物詩「吉例顔見世興行」で、今年は従来の昼夜2部制に替えて、3部制で行うと発表した。耐震改修を控えた南座(京都市東山区)から、先斗町歌舞練場(中京区)に会場を移して行うための措置で、顔見世史上初の試み。座席数の少ない劇場でも、観劇の機会をできるだけ減らさないようにする狙いがある。
顔見世は通例、昼夜2部構成で、近年は各部4、5演目ずつ上演してきた。しかし、今年は座席数が南座の1078席から、540席に半減するため、歌舞伎ファンから「チケットが入手しづらくなるのでは」と懸念の声も上がっていた。
3部制では、各部2、3演目ずつ上演する。料金は上演時間短縮に伴い、1等席で昨年の約6割に抑えた。京都市内で会見した松竹の安孫子正副社長は「より多くの方に舞台を見ていただけるよう考えた。コンパクトな時間で楽しめる公演にしたい」と説明した。恒例の「まねき上げ」は例年通り南座正面で行う。
南座は改正耐震改修促進法に基づく調査で、耐震基準を満たしていないことが判明し、1月中旬から休館中。改修工事の内容や期間は決まっていない。 |
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