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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Sun May 22, 2016 6:20 pm 記事の件名: 能で親鸞生誕祝う 京都・西本願寺で法要 |
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京都市下京区の浄土真宗本願寺派本山・西本願寺で21日、宗祖親鸞の誕生を祝う法要「降誕会(ごうたんえ)」が営まれた。重要文化財の南能舞台では祝賀能と狂言が奉納され、門信徒ら約1000人を魅了した。
西本願寺は、親鸞が生まれた1173年4月1日を新暦に置き換え、毎年5月20、21日に降誕会を行う。法事の余興だった能を室町時代に布教の手段に採り入れ、祝賀能は明治時代に恒例となった。
この日、観世流シテ方の片山九郎右衛門さんらが、初心者にも分かりやすい三つの演目を披露。一ノ谷の合戦で討たれた平家の武将で琵琶の名手の平経正(つねまさ)を扱った「経正」では、片山さんが愛器の音色に誘われて姿を現す経正の霊を巧みに演じた。扇や刀を用いた優雅な舞に、境内は大きな拍手に包まれた。 |
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