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600年前の移住、桜が記憶 伊賀と滋賀・若宮神社に同じ珍種

 
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登録日: 2008.01.20
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記事日時: Sun Mar 27, 2016 5:47 pm    記事の件名: 600年前の移住、桜が記憶 伊賀と滋賀・若宮神社に同じ珍種 引用付きで返信

 600年前の南北朝時代に三重県伊賀市予野から多くの人々が移住したとされる滋賀県高島市安曇川町北船木の若宮神社を25日、予野の住民が訪れ、地元住民と交流した。同神社境内には予野と同種の珍種の八重桜があり、双方の住民が桜の木を眺め、お互いの縁を確認していた。

 同神社境内の八重桜は、めしべが二つある珍しいカスミザクラの八重品種で、全国にも20株ほどしかないとされる。

 神社が所蔵する大般若経600巻に「伊賀国予野、池辺寺」「暦応2(1339)年」など伊賀から運ばれたことを示す記述がある。

 北船木の地域史「輪ノ内の昔」を編集した民俗学者故橋本鉄男さんらが、1980年に予野を訪れ、若宮神社と同種の桜を確認、移住の“生き証人”である可能性が高まった。

 移住の理由としては、南北朝の争乱で、伊賀は南朝が主導権を握ったため、北朝方の人々が、北朝側の上賀茂神社の社領だった北船木に逃れたのではと指摘されている。

 この日は、予野で農業公園を管理運営する「明日が楽しみな里づくり委員会」のメンバー26人が神社を訪れ、桜を見学した。北船木の住民10人ほどが出迎え、35年前の調査に参加した駒井正見さん(88)が地域の歴史を説明、「伊賀町」という町名があることなどを紹介した。

 予野八重桜保存会会長の勝島正さん(67)は「伊賀からこちらに移った歴史を知り、親近感を感じた。これからも交流を続けたい」と話していた。
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