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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Mon Mar 21, 2016 1:19 pm 記事の件名: 「源氏物語図屏風」の高精細複製品を平等院へ寄贈 キヤノン株 |
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米メトロポリタン美術館所蔵の「源氏物語図屏風(びょうぶ)」四曲一双を、デジタル技術で高精細複製した作品の展示が18日、京都府宇治市宇治の平等院で始まった。安土桃山時代に活躍した絵師土佐光吉の屏風で、金箔(きんぱく)を使い、きらびやかな王朝美が再現された。
屏風は縦約1・6メートル横約3・5メートルの一対。左隻は「関屋(せきや)」で、光源氏が逢坂の関でかつての恋人空蝉(うつせみ)に出会う姿がある。右隻は「行幸(みゆき)」「浮舟(うきふね)」の場面で、中央に冷泉帝の豪華な行幸、左下に匂宮と浮舟が乗った小舟が描かれている。「関屋」の一部を孫の光起が補筆した跡も色の違いなどで分かる。
最新のデジタルカメラで屏風を分割して撮影した。画像を原寸大で和紙に印刷し、京都の伝統工芸士が金箔を施した。NPO法人「京都文化協会」とキヤノンが、源氏物語の舞台である宇治市の平等院に寄贈した。同美術館にあり鑑賞の機会が限られているため「日本への里帰り」と銘打ち、制作した。
神居文彰住職(53)は「源氏物語や大和絵に子どもが空想を広げるきっかけになってほしい」と話した。4月24日まで。拝観料が必要。
http://web.canon.jp/pressrelease/2016/p2016mar18j.html |
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