管理人 Site Admin
登録日: 2008.01.20 記事: 2533
|
日時: Fri Feb 19, 2016 4:42 pm 記事の件名: 源氏物語の装束、染色鮮やか 京都・宇治で企画展 |
|
|
京都府宇治市宇治の源氏物語ミュージアムで18日、物語で描写されている装束の色を再現した企画展「源氏物語 かさねの色目」が始まった。アカネやクチナシなどの植物を使い、当時の手法で染められた繊細で色彩豊かな18作品が展示されている。
京都市伏見区の染色家吉岡幸雄さんが2008年の源氏物語千年紀に合わせて、物語の原文を丹念に読み込み取り組んだ。同ミュージアムでの展示は2回目で、今回は宇治十帖を中心にした。
質感や織り模様が違う白い絹を5枚重ねた「氷雪のかさね」や、赤や黄のグラデーションが楽しめる「紅葉のかさね」など、紫式部が描写した浮舟ら登場人物の装束の色を表す織物が並んでいる。女三の宮が着た赤やピンクのグラデーションの装束は衣装で展示している。
同ミュージアムの担当者は「色の微妙な違いを楽しんだ当時の文化や、配色から分かる人物造形を知って、読者の物語の世界を広げて」と話している。
4月17日まで。月曜休館(祝日はその翌日)。大人500円。問い合わせは源氏物語ミュージアムTEL0774(39)9300。 |
|