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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Thu Jan 21, 2016 8:04 pm 記事の件名: 舞妓さんを引っ張らないで 京都・祇園にマナー高札 |
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舞妓(まいこ)さんを引っ張ったり、垣根にもたれ掛かったらあきまへん−。京都市東山区の祇園町南側地区協議会は、外国人観光客らにイラストでマナー向上を呼び掛ける高札を作製した。マナー違反の事例が目立つ同地区の花見小路通など4カ所に設置した。
祇園町南側地区協議会によると、京都市を訪れる外国人観光客の増加に伴い、2013年ごろからマナー違反の事例が増えてきた。喫煙や飲食をしながら歩く姿や、ごみのポイ捨てが相次いだ。写真撮影しようと舞妓さんの袖を引っ張って破いてしまったり、観光客が無断で家屋に入ったりする事例もあったという。
高札は木製で高さ約2メートル。外国人も一目で分かるように、違反に当たる6項目をイラストで表現した。舞妓さんを触らない▽垣根にもたれたり座り込んだりしない▽「自撮り棒」を使わない−など、絵に「×」を付けて示した。
祇園町南側は市の歴史的景観保全修景地区に指定されている。祇園町南側地区協議会は「祇園の風情・情緒」や「商環境・住環境」を損なう恐れのある業種の営業を自主規制している。コンビニや大衆飲食店も規制対象となっている。
同協議会の高安美三子会長(75)は「景観に配慮するため高札の設置は躊躇(ちゅうちょ)していたが、マナー違反が目に余るようになった」と説明する。「この地域は何でもありの観光地ではない。道を通るなとは言えないので、少しでも事情を理解してもらうため、発信を続けていきたい」と話す。 |
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