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登録日: 2008.01.20 記事: 2533
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日時: Mon Dec 28, 2015 5:02 pm 記事の件名: 千年椿“狂い咲き”地元困惑 京都・与謝野、暖冬の影響? |
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推定樹齢1200年で、京都府の天然記念物にも指定されている京都府与謝野町滝の「千年椿(つばき)」が早くも赤色の花を付け始めている。暖冬の影響とみられ、町内では来春に「全国椿サミット」の開催を控えるが、関係者らは「春まで花が散らずに持ちこたえられるだろうか」と気をもんでいる。
■4月の椿サミットまで散らないで
千年椿は高さ9・7メートル、幹回り約3・3メートルの日本最古の黒ツバキとされ、毎年春ごろに紫がかった深紅の花が満開に咲き誇る。
今冬はツバキの裾の部分を中心に「狂い咲き」が起こり、すでに100以上のつぼみが花を咲かせている。長年椿の保存に関わる地元の小西實嘉さん(74)は「年末にここまで咲いたのはいまだかつて見たことがない」と驚く。
京都地方気象台によると、11月の舞鶴市の平均気温は13・2度と例年より2度以上高かった。年末になっても最低気温が高め。府立植物園(京都市左京区)は「ツバキの狂い咲きはあまり聞かない。11月に暖かい日が続いたのが影響し、開花のスイッチが入ったのでは」と推測する。
来年4月9、10日に開かれるサミットでは町外から多くの人が、千年椿を見に訪れると予想される。小西さんは「このまま暖かくては困る。サミットのころに花をつけてほしい」と話している。 |
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