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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Sat Jun 06, 2015 5:53 am 記事の件名: 池田屋事件、無念の志士しのぶ 京都で法要、雲浜の子孫も |
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幕末の京で志士たちが新選組と戦った「池田屋事件」の殉難者法要が4日、京都市左京区岩倉の三縁寺で営まれた。澄み渡る空の下、参列者が思い半ばで散った志士たちをしのんだ。
池田屋事件は、元治元年6月5日(1864年7月8日)、三条小橋近くの池田屋に集まっていた志士たちを新選組が襲撃、肥後の宮部鼎蔵(ていぞう)や長州の吉田稔麿(としまろ)など多くの志士が犠牲になった。
当時の三縁寺は、池田屋に近い現在の三条京阪あたりにあり、志士たちを弔った縁で毎年供養を営んでいる。今年は尊皇攘夷運動の先駆けとして京都で活躍し、安政の大獄で投獄された小浜藩出身の志士梅田雲浜(うんぴん)の生誕200年も記念した法要となった。
法要には志士の子孫ら約20人が参列した。本堂で僧侶が読経した後、参列者たちは屋外の墓石に参り、静かに手を合わせていた。雲浜の子孫梅田昌彦さん(71)=奈良市=は「雲浜の思いを継いだ同志の方々を毎年大切にお参りされているのは素晴らしいことです」と感慨深げだった。 |
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