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　戦国武将の藤堂高虎の出生地とされる滋賀県甲良町在士の在士八幡神社で５日、藤堂家ゆかりのフジをめでる「藤まつり」が開かれ、大勢の人でにぎわった。

　同神社のフジは、高虎本人または先祖が植えたとされ、現在は高さ３メートル、幅７メートル、長さ２０メートルある藤棚がある。毎年、満開を迎えるこの時期に地元住民でつくる在士むらづくり委員会が中心となってまつりを開いている。

　まつりでは、子ども向けのバルーンショーや太鼓の演奏などのステージがあったほか、住民らによる飲食の屋台が並び、訪れた人たちは満開のフジの花を眺めながら、飲食や舞台を楽しんでいた。

　同委員会の西澤康寛委員長（５７）は「例年と比べ今年は花の付き方が良く、地元の人々を和ませている」と話していた。６日には東京都在住の藤堂家の子孫にフジの花を贈る「藤の花切祭神事」がある。