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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Wed May 24, 2023 6:09 pm 記事の件名: 信長、秀吉、家康の朱印状などデジタル化へ |
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京都・八幡の神社、門外不出の文書継承に支援募る
石清水八幡宮(京都府八幡市八幡)は、所蔵する約1万点の「石清水八幡宮文書」(国重要文化財)のデジタルアーカイブ化や収蔵庫の建設に向け、クラウドファンディング(CF)で支援を募っている。約千年にわたり伝えられてきた史料を後世へ残し、一般公開や研究活用に役立てるのが狙いという。
石清水八幡宮文書は、平安時代から明治時代の間に作られた文書群。これまで門外不出とされ、研究目的でも外部への提供はしなかったという。
国家鎮護や必勝・弓矢の神として広く信仰を集めてきた同宮の歴史を改めて発信して後世に継承しようと、公開や研究活用を進めることにした。文書のデジタルデータ化や、築60年以上と老朽化が進む収蔵庫の新設には計1億2千万円〜1億3千万円が見込まれる。国などの補助は一部に限られるため、広く協力を募ろうと今回初めてCFを企画した。
CF第1弾の目標額は1500万円で、31日まで。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下人3人の朱印状など27点のデジタル化を目指す。領地保証や禁制といった内容の、写しではない「正文」で、同宮や周辺地域を武将たちが重視したことが分かる史料だ。
目標額に達しなかった場合は不成立となり、返金されるルールで行う。同宮は「1100年を超える歴史を後世へとつないでいけるよう、現代の『勧進』にお力添えいただきたい」とする。CFはサイト「レディーフォー」から。
また6月11日までの土、日曜と祝日に、同宮研修センター清峯殿で文化財特別公開展「徳川家康と石清水八幡宮」を開いている。家康の花押がある「徳川家康社務廻職判物」など初公開を含む計11点の重文古文書や、最近発見された織田信長が宿場町・橋本に出した禁制の写し、非公開の刀剣3点などを展示する。有料。 |
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