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登録日: 2008.01.20 記事: 2543
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日時: Fri Mar 24, 2023 5:26 pm 記事の件名: 京都大で卒業式 総長の贈る言葉「必ずしも最短距離を選ぶ必要は |
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京都大の卒業式が24日、京都市左京区のみやこめっせで行われた。湊長博総長は式辞で「皆さんの前にある進路は決して一本ではない。選択肢を広げるため、意識して出会いや可能性へのチャンスをつくり出してほしい」と述べ、新たな環境にもためらわず踏み出す大切さを訴えた。
京大では2808人が卒業を迎えた。湊総長は2000年生まれが大半の卒業生に向け、21世紀は本格的に100年以上を生きる時代だとした上で、「『人生100年』になると、いったん就労した後に再び学び、新しい仕事に就くことが普通になる」と、別の選択肢を持ち続けることが必要と強調した。
以前に対談した建築家の安藤忠雄さんと実業家の似鳥昭雄さん、そして湊総長に共通する経験として20代で海外に出たことを挙げ、「新しい自己の発見と開拓の重要な機会のひとつになった」と強調。「人生の長さを考えれば必ずしも最短距離を選ぶ必要はない。人生の多くの『曲がり角』で、曲がった先の思いもかけなかった出会いや出来事を大切にしてほしい」と呼びかけた。
式典では、各学部の代表者に学位記が手渡された。会場には華やかなはかま姿などに加え、アニメのキャラクターなど京大恒例の仮装をした卒業生もいた。新型コロナウイルス対策緩和でマスク着用は任意となり、着用せず出席した卒業生も多かった。 |
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