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登録日: 2008.01.20 記事: 2538
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日時: Tue Mar 07, 2023 6:56 pm 記事の件名: 祇園東で50年ぶり春季公演 11・12日、長唄「勧進帳」など披露 |
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花街・祇園東(京都市東山区)が50年ぶりとなる春季公演を11、12日に祇園会館(同区)で催す。舞踊のない邦楽演奏のみの公演で、芸舞妓の発表の場を増やすことで技芸上達を図る。
祇園東では秋の舞踊公演「祇園をどり」を1952年から続けている。春にも稽古の成果を披露する意味合いの公演を73年まで行っていたが、所属する芸舞妓の減少に伴って中止になった。
京都五花街のうち他の四つはいずれも春季公演があり、祇園東歌舞会も春公演の復活を模索してきた。一昨年11月、新型コロナウイルスの影響で中止した祇園をどりの代替として邦楽演奏会「美磨会」を開いたところ、好評だったため、美磨会を春公演として復活させることにした。
会の名称は1894(明治27)年に始まった「美磨おどり」(祇園をどりの前身)にちなむ。今回の公演では長唄「勧進帳」といった大作も披露する予定で、芸舞妓12人が音のタイミングの合わせ方を繰り返し確認するなど稽古に励んでいる。
大鼓(おおかわ)を担当する芸妓の富津愈(とみつゆ)さんは「祇園東が一致団結しているところを見てほしい」と話している。
11日午後3時半、12日午後0時半、3時半の3回公演。4500円。祇園東歌舞会075(561)0224。 |
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